恨を解く 古代史から紐解く日韓関係
商品内容
海外からの帰国後、約20年のブランクに日韓古代史研究の進展状況はいかにと、多くの書物を読み漁りました。かなり長期にわたる空白期間があったわけですが、その間に研究は飛躍的に進み、隔世の感がありました。
それらの書物を読みながら感じたのは、日韓関係に流れる「恨」の心でした。「恨をいかに解くか」が日韓関係の解決のカギになるのかもしれないという思いを抱きつつ本書を書いた次第です。
読者の皆様が、本書によって日韓関係に関心を持ち、近くて遠い国ではなく、近くて近い国になる日を願うきっかけになれば幸いです。
(『はじめに』より)
目次
第1章 日本人のルーツ
■半島から多くの人が渡来した古墳時代
■韓半島の古代の国々
■半島の情勢により渡来する人々が変わる
■韓半島抜きには考えられない日本の文化形成
(ほか5項目+1コラム)
第2章 大和朝廷(倭の国)と百済の特別な関係
■百済は天の賜り物
■百済へ兵を大量に派遣する大和朝廷
■桓武天皇の生母は武寧王の子孫
■百済と大和王朝の関係はどのようにして形成されたか
(ほか12項目+1コラム)
第3章 百済の恨
■古事記・日本書紀とは
■日本書紀の編纂は百済人によってなされた!?
■日本書紀に数多くみられる百済の歴史書からの引用
■百済系フミヒト集団が大和朝廷に与えた影響
(ほか5項目+1コラム)
第4章 恨を解く
■動の韓国人、静の日本人
■恨の文化
■日韓の友好に向けて
(ほか1コラム)
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